ベトナム人留学生の苦悩

ホアルー

日本への来日が大幅に増えているベトナム人実習生。


それに劣らず増えているのがベトナム人留学生の来日人数です。実習生は基本的に3年間で帰国となりますが(最近になって受け入れ企業が求めれば2年間実習期間を延長し、最長で5年間は可能となりました)

それに比べて留学生は日本語学校→専門学校→大学という流れで長い人では8年ほど日本語と専門分野の勉強で日本に滞在できます。(その後日本企業に就職する人もいる)

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留学生として来日すると、実習生より長期間滞在できるのでメリットが高そうなのですが、実はそうでもありません。

日本に滞在する外国人向けの各種ビザには就労制限が設けられており、留学生の場合、特例を除いて週に28時間の就労制限があり、原則平日8時間勤務では週に3日弱しか労働できません。

これは日本で留学生活を送る留学生にとっては厳しい条件で、ベトナム人留学生の場合、本国の両親からの仕送りを受けている人はそれほど多くないので、日本での生活費や学校の授業料を捻出しなければならないので相当生活は苦しいのが実情です。(これに関してはここでは書けないような内容の実態もあります)

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学業と仕事を両立しなければならない中で、自分の専門分野の経験・知識も伸ばしていくとなると、日本での留学生活は多忙を極めます。

あまりに学校に出席しないと、留学ビザがおりなくなるので当然学業を疎かにすることはできません。

実際に、私は実習生と留学生、両方の友人が結構いるのですが、やはり実習生の方が企業での勤務という事で家賃・光熱費は会社持ち、規則正しい就業時間で、週末休日となるので、プライベートな時間は実習生の方が充実しているように思います。(実習先の企業にもよりますが)

当記事をお読みの方で、職場に留学生の方がおられる人は、そういった厳しい実情の中で留学生達も必死に頑張っているというのを理解して接してあげてください。

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Posted byホアルー

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