結婚できない人は”落ちこぼれ”という残念な考えが残るベトナム
ベトナムでは今でも婚期が早く、特に田舎の方では20歳そこそこで結婚する人も多いです。
女性に限るなら25歳を過ぎても結婚していない人は早くも”いきおくれ”なんてレッテルを少しずつ貼られだし、30歳を過ぎると本格的に両親や周りの親戚達はそわそわして焦りだします。(当の本人はのんびり構えているというケースも多い)
これはベトナムの地方や農村部の考え方で、現代のハノイやホーチミンなど都市部の生活に置いては、こういった結婚しない息子・娘に対して親がそわそわするような事も少なくなってきています。
ですが、少なくなっているといってもベトナムの親世代の本音は、やはり早くに結婚し、所帯を持って落ち着いてもらい、早く孫を見たいなんていうのが本音のところですね。

まあこれはベトナムに限らず世界中どの国でもある事で、親からすると早く子供に落ち着いてもらうにこした事はないでしょう。
ですが、はたしてベトナムで若くして結婚・出産した夫婦みんながみんな、どっしり落ち着いた生活を送れているのかというと全然そんな事はなくて。
ベトナムにおいて若くして一流企業や公務員など安定した職と将来を勝ち取れている人なんてほんの一握りです。ほとんどの若者は経済的に不安定で、技能実習生や留学生として外国に働きに出る若者や、親族の知り合いの小さな企業でお手伝い程度に働いている、なんて若者も多いです。
こちらのベトナム 若い世代の苦悩の記事も参考に。
そんな中で婚期の早いベトナムですから、なんとなく家族や親戚、住んでいる町の”早く結婚した方が良いよ”的雰囲気にのまれ、若くして結婚します。(もちろんお互いの幸せを願って本人同士が望んで早く結婚したいというケースもある)
で、結婚し子供も生まれ、さあこれからというのに、夫の方が実習生として外国に行ってしまったり、夫が無職で収入がなかったり、夫婦共に働きに出て生まれた子供は祖父母が面倒を見る事になったり...。
こちらのベトナム人は子供を祖父母に預けて働きに出る人も多いも参考に。
なんか安定して落ち着いた生活とはほど遠いですよね。子供に対して凄く責任感を強くもって子育てにあたる、日本人の感覚からすると、ちょっと甘いんじゃない?なんて思う人もいるでしょう。
ですがベトナムの親世代も自分の息子・娘の生活基盤が弱いなんて百も承知で、それでも早く結婚する事を望むんですよ。
その根底にあるのはベトナムでは結婚できない人は”落ちこぼれ”であるという非常に残念な考えが残っているからです。
今の時代、多様性が尊重され男性・女性に限らず人の生き方にはそれぞれの価値観があり、例えばある分野で凄く才能があり、それを本人や周囲も認め、その仕事に没頭したい・人生を捧げたい。だから結婚という選択をしないという人に対して、”結婚しない”という選択を非難することはできないでしょう。
結婚はある意味、愛する家族のために自分の時間をさかなければならない選択です。
自らの成し遂げたい事柄が、途方もない時間と労力を要すると自覚し、その時間を誰のためにも割く事ができないと解っているのなら、結婚しないという選択は大いに尊重されるべきです。
要は生き方の多様性を尊重するような考え方が根付いているのなら、結婚できない人=落ちこぼれという残念な考えは決して生まれないはずなのです。
そこにはベトナムという国の複雑な事情(賄賂やコネの蔓延など)が絡んでいるので、一概にベトナム人が多様性を尊重しないという訳ではありませんが。
ベトナムから賄賂を根絶するのはかなり難しいの記事も参考に。
ですが、明らかにこと結婚という事柄に関しては偏った考えがベトナムには蔓延しています。結婚しないという選択が受け入れられ尊重されるような、多様性に富んだ国にベトナムがなっていくことを願ってやみません。
女性に限るなら25歳を過ぎても結婚していない人は早くも”いきおくれ”なんてレッテルを少しずつ貼られだし、30歳を過ぎると本格的に両親や周りの親戚達はそわそわして焦りだします。(当の本人はのんびり構えているというケースも多い)
これはベトナムの地方や農村部の考え方で、現代のハノイやホーチミンなど都市部の生活に置いては、こういった結婚しない息子・娘に対して親がそわそわするような事も少なくなってきています。
ですが、少なくなっているといってもベトナムの親世代の本音は、やはり早くに結婚し、所帯を持って落ち着いてもらい、早く孫を見たいなんていうのが本音のところですね。

まあこれはベトナムに限らず世界中どの国でもある事で、親からすると早く子供に落ち着いてもらうにこした事はないでしょう。
ですが、はたしてベトナムで若くして結婚・出産した夫婦みんながみんな、どっしり落ち着いた生活を送れているのかというと全然そんな事はなくて。
ベトナムにおいて若くして一流企業や公務員など安定した職と将来を勝ち取れている人なんてほんの一握りです。ほとんどの若者は経済的に不安定で、技能実習生や留学生として外国に働きに出る若者や、親族の知り合いの小さな企業でお手伝い程度に働いている、なんて若者も多いです。
こちらのベトナム 若い世代の苦悩の記事も参考に。
そんな中で婚期の早いベトナムですから、なんとなく家族や親戚、住んでいる町の”早く結婚した方が良いよ”的雰囲気にのまれ、若くして結婚します。(もちろんお互いの幸せを願って本人同士が望んで早く結婚したいというケースもある)
で、結婚し子供も生まれ、さあこれからというのに、夫の方が実習生として外国に行ってしまったり、夫が無職で収入がなかったり、夫婦共に働きに出て生まれた子供は祖父母が面倒を見る事になったり...。
こちらのベトナム人は子供を祖父母に預けて働きに出る人も多いも参考に。
なんか安定して落ち着いた生活とはほど遠いですよね。子供に対して凄く責任感を強くもって子育てにあたる、日本人の感覚からすると、ちょっと甘いんじゃない?なんて思う人もいるでしょう。
ですがベトナムの親世代も自分の息子・娘の生活基盤が弱いなんて百も承知で、それでも早く結婚する事を望むんですよ。
その根底にあるのはベトナムでは結婚できない人は”落ちこぼれ”であるという非常に残念な考えが残っているからです。
今の時代、多様性が尊重され男性・女性に限らず人の生き方にはそれぞれの価値観があり、例えばある分野で凄く才能があり、それを本人や周囲も認め、その仕事に没頭したい・人生を捧げたい。だから結婚という選択をしないという人に対して、”結婚しない”という選択を非難することはできないでしょう。
結婚はある意味、愛する家族のために自分の時間をさかなければならない選択です。
自らの成し遂げたい事柄が、途方もない時間と労力を要すると自覚し、その時間を誰のためにも割く事ができないと解っているのなら、結婚しないという選択は大いに尊重されるべきです。
要は生き方の多様性を尊重するような考え方が根付いているのなら、結婚できない人=落ちこぼれという残念な考えは決して生まれないはずなのです。
そこにはベトナムという国の複雑な事情(賄賂やコネの蔓延など)が絡んでいるので、一概にベトナム人が多様性を尊重しないという訳ではありませんが。
ベトナムから賄賂を根絶するのはかなり難しいの記事も参考に。
ですが、明らかにこと結婚という事柄に関しては偏った考えがベトナムには蔓延しています。結婚しないという選択が受け入れられ尊重されるような、多様性に富んだ国にベトナムがなっていくことを願ってやみません。
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