日本という国の四季折々の美しさと儚さ

ホアルー

世界には四季がある国というのは複数存在し、アジアにおいても中国や韓国・ベトナム北部も日本ほどはっきりはしていませんが、四季があると言っても良いぐらい冬は寒くなります。

私は韓国やベトナム北部を仕事やプライベートでよく訪れるのですが、確かに四季を感じ取れるような気候なのですが、韓国やベトナム北部の美しいと言われる観光地などを訪れても、日本のような四季折々の美しさを感じ取ることはあまりないです。

現代の日本人はあまり意識しないのかもしれませんが、日本の四季折々の風景の美しさと、儚さを表現する日本の侘び寂びの心は本当に素晴らしいものですよ。

例えば紅葉時期の京都の各寺社仏閣の美しさは定番中の定番ですが、著名な寺社仏閣だけでなく地方や街々のお寺などでも、紅葉や桜を愛でることができます。

考えてみれば別にお寺や神社に必ず紅葉や桜が存在しなければならない理由なんてないですよね。

ですが、古来からの日本人の四季や自然を慈しむ心が、そういった四季折々の風景と美しさを街々に残してきたんですよ。

また、日本にはそういった四季の美しさ・儚さを表現する心象が潜在的にあり、様々な表現者たちが素晴らしい作品を世に残してきました。


今こそ藤沢周平さんの作品を読んで欲しい理由
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現代の日本人は、そういった先人が残してきた日本の美しさを見事に表現した作品に対して、あまりに無関心になりすぎているのではと感じます。

情報化社会の中で、手軽にスマホなどで情報を取得し、隙間時間にゲームなどで暇を潰せる時代ですが、

スマホの中では感じ取れない、脈々と続く日本人の自然を感じる心と自然への畏怖を見事に表現した先人の名著・名作を心に感じ入る機会も必要ではないでしょうか。
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Posted byホアルー

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