気高く凛として

その人の姿たたずまいで、一目で惹き込まれるような存在感を持つ人に稀に出会います。
それほど容姿が整っている訳でもなく、高価なブランド品を身に纏っているでもなく。
しかし、どこか気品を感じさせる所作や、目力、身体全体で醸し出す雰囲気が美しく、
それは若さくる魅力ではなく、
生まれながらそういった気品や気高さを持ち合わせた幼い子供もごく稀にいますし、
筆舌に尽くし難い苦労や忍耐といった経験を経て、内部から人としての魅力が溢れ出るような、
凛とした雰囲気を持つ歳を重ねた人もいます。
そういった気高さや凛とした魅力は、メイクやファッションの質を上げる事で、得られるものではありません。
むしろそういった外見の美しさを超越したところにあるものです。
現代の日本は、あまりに外見の美しさを追求しすぎている印象で、
意識して身につける事ができない、気高さや気品を身に纏った圧倒的な魅力を持つ人は
少なくなっていくでしょうし、そういったものを魅力とすら捉えないようになるかもしれませんね。
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