仕事でべトナム人技能実習生や留学生を指導する際の3つのポイント
こんにちはホアルーです。
最近のべトナム人技能実習生・留学生の増加率がすごいですね。スーパーに買い物に行ったり、難波などに遊びに行った際も、よくべトナムの方を見かけます。本当に増えてるなぁと思いますね。
こちらの記事に詳細まとめています。

2017年 日本で働くべトナム人は24万人 前年比40%増加
それにともなって、仕事でべトナム技能実習生や留学生を指導する方も増えています。ですが、べトナムという異国から来た若者達を指導するのはなかなか骨が折れますよね(私も前職で10数名指導していました)
日本語は簡単なコミュニケーションができる程度ですし、べトナム技能実習生や留学生の人たちからすると、不慣れな異国の地で、ほぼほぼ組織に属して働くのが初めてという人たちばかりです。スムーズに指導が進まないのが当たり前です
そこで、私のべトナム技能実習生への指導経験が、これから指導をし始める方や現在指導しているけど、なかなか上手くいかないなんて方々のお役に立つと考え、ポイントをまとめますのでご参考にしてください。

①まずはおおまかな性格や特徴をとらえる
人に指導をするならその人の性格や特徴を把握するなんて当たり前なんですが、どうせこの子たちは日本語もあまり解らないんだし、個々の性格などは置いといて仕事の要領や手順だけ教えておこう。って考える方いると思います。
これを最初にやってしまうと厳しいですね。べトナムの方って総じて器用な方が多くて、作業を簡略化できると思ったら自分なりに手順を工夫したりして、作業してしまったりするのです。でも、性格が慎重な子ならちゃんと『こういうふうに作業してもいいですか?』って確認してくれます。
で、いけいけな感じの子(笑)なら平気で自分なりの手順とかやり方で作業してしまいます。これをされると凄い困りますよね。仕事で指導経験がある方なら解ると思うのですが、会社の作業手順や作業標準ってその製品の設計意図や、素材・設備の条件とかに沿って合理的に取り決められています。
ですので、ある部分の作業を簡略化してしまう事によって、不具合や不適合になってしまう可能性があります。ですので、指導を始めるにあたって、簡単なコミュニケーションやその人の挙動を参考におおまかな性格や特徴ぐらいはつかんでおいた方が良いです。(おとなしい・控えめ・勝ち気で積極性がありそうなど)
②言葉だけで伝えると誤解を招くので、やってみせて、やらせてみて確認する
日本人相手に指導をする時でさえ、やってみせて、やらせてみて確認するのは基本ですよね。べトナム技能実習生や留学生に指導するなら、このやってみせて、やらせてみて確認というのは最重要です。必ず実践してください
もっといえば、やってみせて、やらせてみて確認して、継続的に決まったとうりの作業手順を守っているかも確認してください。少しなれてくるとべトナムの方は、自分流が入り込んできます。そうならないように、丁寧になんでこういう手順で作業しなければならないのかを説明してあげてください。
作業手順を守らなければこういう不具合が起きるよとか、こんな不良品になってしまうよ、といった感じで不具合を具体的に説明したり、現物の不良品などを見せて説明するとより解りやすいです。
③しっかり作業も覚えて、手順もきっちり守れているなら、逆に作業手順の改善案があるか聞いてみる
これは②と少し矛盾する所もあるのですが、べトナムの方は自分流を勝手に入れ込もうとしますが、これは逆に効率の良い作業方法を良く考えているという事です。
作業に慣れて来て、ルーチン化すると人間って若干モチベーションが落ちてきます。そんなタイミングを見計らって、逆に『もっと効率の良い作業方法ない?』とか聞いてみてあげてください。
人によるとは思うのですが、私が指導していたべトナム技能実習生の方たちは、この質問をすると結構な数の改善案を出してくれました。そのなかの大半は承認できない改善案なのですが、中には十分検討にあたいする改善案もあったりして、実際に生産技術と協議して作業標準に落とし込んだ案もあったぐらいです。
そして『もっと効率の良い作業方法ない?』と技能実習生に聞くと、たいがいの子は喜んで自分の考えてる効率の良い作業方法とかを話してくれます。これはべトナムの方の顕著な特徴ですね。
その作業方法を聞いて、それはこうなるからダメだよとか、その案は結構いいけどそれを実現するには、こういう条件に変更が必要だから難しいとか、的確にその改善案に対して答えてあげられるかは指導する側の力量が問われます。
でもそういう事をしっかり聞いてあげるというのは、指導を受ける側からしてもやりがいが生まれるものです。『あの人に改善案を言ってみたら、しっかり考えて答えてくれるから今度いい方法思いついたらまた相談してみよう』
というふうに指導を受ける側が思ってくれれば、それはその作業現場全体のレベルの底上げに繋がります。作業者ひとりひとりが考えて作業するようになるからです。
まとめ
今回は仕事でのべトナム人技能実習生や留学生への指導のポイントをまとめましたが、日常生活のフォローについてもまとめたいと考えていますので、近々記事にしたいと思います。是非ご参考にしてください


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2017年 日本で働くべトナム人は24万人 前年比40%増加
それにともなって、仕事でべトナム技能実習生や留学生を指導する方も増えています。ですが、べトナムという異国から来た若者達を指導するのはなかなか骨が折れますよね(私も前職で10数名指導していました)
日本語は簡単なコミュニケーションができる程度ですし、べトナム技能実習生や留学生の人たちからすると、不慣れな異国の地で、ほぼほぼ組織に属して働くのが初めてという人たちばかりです。スムーズに指導が進まないのが当たり前です
そこで、私のべトナム技能実習生への指導経験が、これから指導をし始める方や現在指導しているけど、なかなか上手くいかないなんて方々のお役に立つと考え、ポイントをまとめますのでご参考にしてください。

①まずはおおまかな性格や特徴をとらえる
人に指導をするならその人の性格や特徴を把握するなんて当たり前なんですが、どうせこの子たちは日本語もあまり解らないんだし、個々の性格などは置いといて仕事の要領や手順だけ教えておこう。って考える方いると思います。
これを最初にやってしまうと厳しいですね。べトナムの方って総じて器用な方が多くて、作業を簡略化できると思ったら自分なりに手順を工夫したりして、作業してしまったりするのです。でも、性格が慎重な子ならちゃんと『こういうふうに作業してもいいですか?』って確認してくれます。
で、いけいけな感じの子(笑)なら平気で自分なりの手順とかやり方で作業してしまいます。これをされると凄い困りますよね。仕事で指導経験がある方なら解ると思うのですが、会社の作業手順や作業標準ってその製品の設計意図や、素材・設備の条件とかに沿って合理的に取り決められています。
ですので、ある部分の作業を簡略化してしまう事によって、不具合や不適合になってしまう可能性があります。ですので、指導を始めるにあたって、簡単なコミュニケーションやその人の挙動を参考におおまかな性格や特徴ぐらいはつかんでおいた方が良いです。(おとなしい・控えめ・勝ち気で積極性がありそうなど)
②言葉だけで伝えると誤解を招くので、やってみせて、やらせてみて確認する
日本人相手に指導をする時でさえ、やってみせて、やらせてみて確認するのは基本ですよね。べトナム技能実習生や留学生に指導するなら、このやってみせて、やらせてみて確認というのは最重要です。必ず実践してください
もっといえば、やってみせて、やらせてみて確認して、継続的に決まったとうりの作業手順を守っているかも確認してください。少しなれてくるとべトナムの方は、自分流が入り込んできます。そうならないように、丁寧になんでこういう手順で作業しなければならないのかを説明してあげてください。
作業手順を守らなければこういう不具合が起きるよとか、こんな不良品になってしまうよ、といった感じで不具合を具体的に説明したり、現物の不良品などを見せて説明するとより解りやすいです。
③しっかり作業も覚えて、手順もきっちり守れているなら、逆に作業手順の改善案があるか聞いてみる
これは②と少し矛盾する所もあるのですが、べトナムの方は自分流を勝手に入れ込もうとしますが、これは逆に効率の良い作業方法を良く考えているという事です。
作業に慣れて来て、ルーチン化すると人間って若干モチベーションが落ちてきます。そんなタイミングを見計らって、逆に『もっと効率の良い作業方法ない?』とか聞いてみてあげてください。
人によるとは思うのですが、私が指導していたべトナム技能実習生の方たちは、この質問をすると結構な数の改善案を出してくれました。そのなかの大半は承認できない改善案なのですが、中には十分検討にあたいする改善案もあったりして、実際に生産技術と協議して作業標準に落とし込んだ案もあったぐらいです。
そして『もっと効率の良い作業方法ない?』と技能実習生に聞くと、たいがいの子は喜んで自分の考えてる効率の良い作業方法とかを話してくれます。これはべトナムの方の顕著な特徴ですね。
その作業方法を聞いて、それはこうなるからダメだよとか、その案は結構いいけどそれを実現するには、こういう条件に変更が必要だから難しいとか、的確にその改善案に対して答えてあげられるかは指導する側の力量が問われます。
でもそういう事をしっかり聞いてあげるというのは、指導を受ける側からしてもやりがいが生まれるものです。『あの人に改善案を言ってみたら、しっかり考えて答えてくれるから今度いい方法思いついたらまた相談してみよう』
というふうに指導を受ける側が思ってくれれば、それはその作業現場全体のレベルの底上げに繋がります。作業者ひとりひとりが考えて作業するようになるからです。
まとめ
今回は仕事でのべトナム人技能実習生や留学生への指導のポイントをまとめましたが、日常生活のフォローについてもまとめたいと考えていますので、近々記事にしたいと思います。是非ご参考にしてください

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