老いと哀しみと喜びと
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人は老いを恐れる。若い頃、難無くこなした仕事ができなくなる。咄嗟の反応や判断が鈍る。すぐに体力を消耗し、疲れに勝てなくなる。書き連ねると、マイナスのイメージが膨らんでくる。人としての悲哀は老いる事もそのひとつだろう。けれど、それは受け入れるしか仕方がないもの。自然の摂理に抗えば、良くない事が起こるという事を人は学んできた。人間の英知で不老不死を創り出してはならないだろう。死なないとわかっている人間...